2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

装身具

装身具(藤井貞和「日本の詩はどこにあるか」)おぼえていますか。とどけてください。このよから他界へぬくこうがい おぼえていますか まだ生まれてこない子どものなきごえがあなたをこのよにつれもどしたのです おもいでのはんぶんは他界のことでした あな…

報告&宣伝

ここしばらく日記でも触れていた、他ジャンルことスラムダンクの仙道彰×桜木花道原稿は、無事に依頼主さまのところにお嫁に行きました。 無理矢理テーマを出させたお頭、うっかり「仙花好きです」とか私に言ったばかりに校閲をやらされた水天宮拓仄さま、い…

ネタバレ気味

──なあ、お前ならどうする、エース? そう聞いたのは、あの赤い髪のおっさんだった。 カウンターにもたれて眠ってしまったルフィを担ぎ上げて、帰ろうとした時だと覚えている。 「まったくお前はいい兄貴だな、エース」 グラスを片手にした、海賊船の長。 「…

久々に外仕事

とはいっても、仕事で使うかもしれない勉強をしに行ったのだが。 今の環境ではまだまったく導入できそうにないけど、将来的にはどーにかせんといかんだろうなあ。しかし現在のウチの会社に、そういう投資ができるかどうかはたいへん怪しい。 さらに個人的に…

一応終わった

おやつの時間に珍しく遅れてきた船長が、おれの分は?と聞く。 ちょいと悪戯心を出して、目の前に二つのカップを伏せた。 「どっちに宝物が入ってるか当ててみろ。当てたらやるよ。外れたらなしな」 「ずるいぞおまえ!」 「遅れたペナルティだ。なんなら、…

さすがに

サンル誕生日も近づいてきましたねー。 まだなんも考えておりませんが! あちこちで好きサイトさんがサンジめいていらっしゃるのを見ると、気は焦るのですが、現在私の脳内では、某ジャンルの7番×10番ネタが、ようやくまともに進行し始めたところです(遅す…

帽子をもらう

「この帽子をおまえに預ける」とか、「仲直りとプレゼント」とかいう話ではなく。 最近手芸に凝っているらしい上司に、手作りの帽子を作っていただきました。これでいつでも小熊のミーシャのコスプレができるぜ!て感じのもふもふ帽子。たいへん頭がぬっくい…

梅は咲いたか

今日は父と、日比谷公園で散歩と洒落込んでみる。なぜあの公園にいる猫はみな毛づやがやたら良いのだろう。 その後、神保町に回り、夢幻紳士と学校怪談の不足分を買い集めるつもりが、うっかり勢い余ってヤマジュン全集を買い込む(笑) ※ヤマジュンをご存知な…

アンドゥクラァ!

夕方より、旧友ゆうなさんとおデートしてきました。 中野まんだらけで落ち合ったのですが、なにげなくBGMに耳を傾けると、ボンちゃんソングだったので笑ったw 当時のアニメいまだに見てないので、ボンちゃんの名曲聞くのは初めてだったりします。オカマウェ…

ルフィちゃんのたまご

「……最初に挨拶に行くのは、お前の兄貴とじいさんとオヤジさんのどれがいい?」 口をついたおれの言葉に、ルフィはこの上なく優しく──憐れみの目を向けた。 「……おまえ、ほんとにバカだな、サンジ」 そりゃおれだって最初から、これは夢だろうとわかってたさ…

今年も

始まったぜい! スケルトンさまが毎年主催しておいでの、「サンル誕」サイトが今年もオープンされました!しかも今年は、船長誕までまとめて祝ってしまおうという「3256BD」! さっそく佐野源左衛門常世よろしく駆けつけて、リンク登録と同時にバナーをいた…

ネタバレ注意ネタ

──羨ましやわが心 夜昼君に離れぬ── ……最後の記憶は。 目の前に立ちはだかる七武海。 ぼろぼろに傷ついていく仲間たち。 笑う自分の膝。 泣き叫ぶような声。 『ゾロ……っ!!!』 ……ルフィ。 どこにいる? 無事でいるのか? 誰かと一緒なのか? それとも、おまえ…

Strength

「──ちくしょう……!」 草の上に寝転んで。 見上げた空が、青かったのを覚えている。 青一色の世界の隅っこを切り取って、見下ろしてくるのはエースの顔。 どうして、おれはエースに勝てないんだ?と聞くと、エースはあのニヤリ笑いを浮かべた。 『──そりゃ、…

D is for

「こいつの『D』は、『devouring』の『D』に間違いないわ」 ナミさんが、呆れた声で言う。 「いや待て、『drowning』の『D』だという可能性もある」 ウソップが、しかつめらしく抗弁する。 「おれは『dream』の『D』だと思う」 チョッパーが目を輝かせる。 …

憧れのレシピ

先日ネットで見かけた素敵レシピを作ってみた。 材料:フツーのきゅうり、フツーのちくわ 作り方:ちくわの穴に、きゅうりを丸ごと、細い方からゆっくり裂けないように気をつけて、絶対入る!という信念のもとに突っ込む。 いや別にきゅうり×ちくわとか、世…

chocolate

「今日はおやつ抜きだ」と言い渡すと、ルフィは目をまん丸に見開いた。 「何でだよ?おれ盗み食いとかしてねェぞ!」 「……チョコレートの匂いをさせて、よく言うぜ」 「これは盗み食いじゃねェ!ナミとロビンがくれたから食っただけだ」 「ほーお。じゃ、も…

そんなわけで原作現在系完全ネタバレネタ

『……ジジイ。おれを、殺してくれないか?』 「……しまった、な」 ふと漏らした呟きに、傍らのジンベエが反応した。 「何か、エースさん?」 「……いや……」 頼むべきことを間違えたと、今さら気づいた。 ジジイの言うとおり、おれが今ここで死んでも、オヤジは…

個人的エールまつりのさなかではございますが

「おれの名前を一生覚えてろ」 名を上げることを、恐れる? 強く、なお大きくなろうとすることを、恐れる? ……ならば、このメガネの男は、その時に既に『負けて』いたのだ。 ゴムの拳ではなく、己自身の恐怖に。 「おれは、海賊王になる男だ!!」 たとえいか…

たまには原作未来系

一通目──モビー・ディックよりレッドフォースへ 「例の小僧は、こちらで後見を引き受ける。手出し無用」 二通目──レッドフォースよりモビー・ディックへ 「手出し無用はこちらの台詞。十年前から唾をつけてたのはこっちだ」 三通目── 「十年前とは笑わせる。…

憂う

「エースはな、ものすごく強ェんだ」 その名を口にする彼の顔は、いつも誇りに輝き、そして心痛に陰る。 「ちっせェ頃から、おれはエースに負け続けだ。いっつも、心配ばかりかけてた」 指先に摘んでわずかに力を入れれば、たちまち灰となって崩れてしまいそ…

MIX-2

ふと気づけば、軽く1ヶ月ほど放置しておりました。もし楽しみにしてくださってたかたがおいでなら、まことに申し訳ない。というわけで、なにごともなかったかのように続き。「なんだなんだ、なにごとだ!ルフィは無事か!?」轟音に驚き、キッチンから飛び出し…

Everything comes to him who waits.

ゴムというものの性質を考えたことがある。 伸びるからこそ縮む。縮むからこそ伸びる。 だとすれば、ゴムゴムの実を食ったおれの弟は、今は「縮む」時期なのだ。 7年前に憧れの海賊に出会って以来、弟はずっと我慢を続けている。 海へ出ることもできず、海賊…

臆病者

美辞麗句ならいくらでも知っている。 レディの心を溶かす振る舞い、甘いセリフなら得意中の得意。 ──だのに。 「サンジ、おやつおやつー」 「そこにある。勝手に食え」 「あ、これおれの好きなやつだ!ありがとな、サンジ!」 「……材料が余ってたからな」 「…

お披露目

昨日の日記に書いた、わがねぐらの新入り・トロールのシャンクス。 ひとりだと寂しいので、手持ちのD兄弟&サンジも並べてみました。ちなみにサンジとルフィは、以前聖京華ちゃんにいただいたブツ。 偶然にも、早ジャンを扱う店三軒目を発見。ラッキーv ま…

夜想曲

「ごきげんよう、ヴァイオリニストさん」 見張り台から声をかけると、甲板に佇む音楽家は、ゆるやかに私を見上げてきた。 「──あァ、ロビンさん。見張り番ですか?お疲れさまです」 どこで対象を視認しているのか定かではない虚ろの眼窩は、そのまま高く天に…

Aus der neuen Welt

──なんだ、珍しく食い物以外に金を遣ってると思えば、それかよい。 ビブルカード、か。 そんなもの、自分で持ってても仕方ねェだろうがよい。 それを渡したい、好いオンナでもできたかよい? ……あァ、わかった。わかったからもう話さなくていいよい。 おめェ…

たのまれごと

自分で言うのもナンですが、実は私、かなり尽くすタイプではないかと思います。 基本性格が怠惰なのは事実ですが、友達と認識した相手や、好意を持ってる相手のためなら、自分のできる範囲のことはできうる限りしたいです。喜んでもらうのは好きです。 昨日…

eight, nine

配膳をしたのは誰だい? ──ああ、いや、謝らなくっていいよ。これは特別なならわしで、新入りのあんたが知らないのも無理はない。 いいかい、覚えておおき。これから先、ビビさまの宴の支度をする時は、必ずすべてのものを8つ、余分に用意するんだよ。 グラ…

そんなわけで

我々の見たり、見えたりするものはみな 夢の夢にすぎませぬか。 [エドガー・アラン・ポー『夢の夢』] あとばらいでおねがいします、と言ったにも関わらず、更新物は結局一つしか用意できませんでした。すいません。 まあしかし正直、うぬぼれてよければ、…

アクアリウム

買い物ついでに、思い立って近所の植物園&ミニ水族館へ。 日曜の午後とあってお子様に満ち溢れていたが、そんな中でもエイを見て、「コレを船乗りが女性代わりにしたとゆーのはホントかなあ」とかうっかり思ってしまう自分が悲しい。 あとゴムの木を見て、…