2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘビーなリアル近況話注意。

残念ながら本日は、お楽しみいただけそうな日記が書けません。 個人の事情なんざ聞きたかねえ、な方には申し訳ない。 拍手ありがとうございました。シャンバギはわくわく楽しみですよね! 以下、ヘビー話注意↓ ぶっちゃけて申しますと、本日をもってワタクシ…

037 蜂起(バギー)

細波のような声が広がっていく。 「……ギー……」 「……テン……ギー」 「……バギー」 「キャプテン・バギー」 「おれ達の、救世主」 悪くねェ、ああ、悪くはねェな。 可愛いおれの踏み台、捨て石、生け贄ども。 今からおれはおまえらの屍を渡って、娑婆へ還る。 「…

こんなこいるかな

以前から気になってたが、これはいったい何年モノだろう…。 「おかあさんといっしょ」の「こんなこいるかな」なんて、もはや知ってる人も少なかろう。 かく言う私も、「いたずらっこの『たずら』」くらいしか覚えてない(笑) そもそもこういう、百円入れたら…

036 卑怯(サンル)

そりゃあおれだって若い男だし、タマるもんはタマる。 麗しいレディたちを傷つけたりはしたくないんだ。 責任、とってくれよ、船長? ……そんな、出来の悪い言い訳を並べる自分の卑怯に吐き気がする。 分かち合った熱が、体の中でまだ燻っている。 「……まだや…

035 関(サンル)

夢を見ているのだ、と気づいたのは、前に立ちはだかったのが「おれ」だったからだ。 変身能力でも、他人の空似でもない、「おれ」自身。 我ながらよく似合う黒いスーツに、タバコをくわえて、苦虫を噛み潰したような顔をして。 ──なあ、おまえ、本気かよ? …

つかれた……

小ネタくらい書きたかったのですが、ちょっとグロッキー気味なのでパス。 次のお題、難しいしなあ…。とりあえず浮かぶワンピキャラは、オイモとカーシーだろうか。難しすぎるわ! ……オイモとカーシーネタか……そげ様総攻めかなあ……。 すみません、疲れてるん…

ミス発見+お知らせ

一昨日のドフつるから、お題のナンバリングをミスっていたのに気づいて修正。あと昨日のエールにあからさまな文章ミスを見つけたのでこっそり修正。 …やはり夜中の二時を過ぎてから、ごそごそ18巻を見直して、日記に一発書きはつらかったか…。頭が半分寝てた…

034 手渡す(エール)

「いらねェか?」 「いや……いる!」 三年ぶりに弟を見ながら、年寄り臭い感慨に駆られる。 ──ああ、大きくなったな。 手足も背丈も伸び、丸い子供の輪郭が鋭い大人の男のそれに変化を始めている。 もう少しすればその声も太く低くなり、肩幅も広くなり、顔つ…

033 花(ドフラミンゴ→つる)

なるほど、あれが不動の女帝、世界一の美女とやらか。 ……ま、確かに悪かねェな。あれなら、ヒューマンショップでも確実に目玉商品になるだろう。 けど、おれの趣味じゃねェなァ。 おれがどんなんが好きか、知りたいか? ──いや、なにもそこまであからさまに…

3×ルフィためしがき

芸術家ならば当然かもしれないが、叔父は一風変わった人だった。 鼻持ちならないほどの自信と傲慢、そして有り余る才気の逸話は、幾つも聞き及んでいる。 若かりし日、己の才を評して「造物主と大自然に次ぐ」と嘯いたために、本名のギャルディーノよりもむ…

春コミ終了

前夜からの強風に怯え、あまり眠れないままに春コミの朝を迎える。 小心者なので、翌日早起きする用事があるとただでさえ眠れないのだ…。 なんとか雨はやみ、風と戦いつつ会場着。存じ上げてる方々にご挨拶してスペース準備。わざわざスペースに寄って下さる…

恒例上野行き

「素人絵画展&無料動物園コースでデートしませんか。サンル新刊つけますぜ旦那」 「悪いけど、原稿で死にかけ☆」 ……というわけで、旧友ゆうなさんにふられました。まあ彗星様と競っても勝ち目はないのでさっくり諦め、他に誘える方もいないので、実家に連絡…

試作そのさん(サンル/「四月の魚」序章)

おまえはおれのだ。 だっておれが拾ったんだから。 ──宣言するのは、まだ頬に幼い丸みを残した少年。 なあ、覚えてねェ? おまえは、砂浜の上に転がってた。 打ち上げられたドザエモンかと思ったら、まだ息があった。 水くれ、って言うから海水を汲もうとし…

おしらせ

そんなこんなで、なんとか売るものができたので、「紙物」のページを更新いたしました。 次回のイベントの予定が無いので、あとは通販で売り切るしかないのかw 「32×56」も、コピーだけとってある分を製本せねば。 それから、ブログの整理作業を一応終了しま…

到 着

とりあえず表紙と、イラストの見開きを間違えてないことだけ確認。 でもまだこわくて中が見られません。 絶対なにか失敗してるに決まってるんだ…! うわーんこわいよー! …荷物の準備してきます。 あうあう。 (メモ) 拍手ありがとうございました。

じゃがいもの芽

「ソラニン」を観てきました。原作はマンガ、なのかな?あと宮崎あおいが主役で、恋人が死ぬ話で、バンドの話。…そのくらいの予備知識でした(チケットと一緒にもらったチラシに書いてあった)。あらすじ…は、まあそんな感じ。モラトリアムな彼氏と同棲して…

試作そのに(サンル/ダーク、死にネタ)

目を開けると、ゾロの顔が見えた。 視線が合うと、軽い安堵の吐息が聞こえる。 ──よかった、お前だけは無事か。 おれ……だけ? 見回すと、笑ってるような泣いてるような仲間達の顔。 数を数えると、一人足りない。 ──……サンジ……は? 名を呼ぶと、チョッパーが…

ぐわああ

・「丘の上の家」入稿時 印刷所さん「あのー、この本右綴じか左綴じか書いてないんすけど」 私「すいませんすいません」 印「あと、このページアウトライン化してない」 私「すいませんすいません」 印「表紙の処理ですけどー」 私「お任せします…」 ・今回 …

032 すべての(スモ誕/エースモ?)

「なあ、あんたは海賊王のことを知ってるか」 そんな言葉が奴の口から出たのは、何度目のときだったか。 「どういう意味だ?」 海賊王、ゴールド・ロジャーを知らない奴など、この世界にもしいるとすれば、言葉を知らない幼子か、数十年人と交わったことのな…

試作そのいち(サンル/学パラネタ)

「ルフィ!ここか!?」 力任せに開いた部室のドアの向こうに、探す人影はおろか、人っ子一人いないのを認めて、サンジは息をつく。 「何処いった、あのクソ野郎……」 壁の時計は、無情にも定刻を通り過ぎた時刻を示す。 式典にはもう間に合わない。 いっそルフ…

031 昔日(シャン誕/シャン&ルフィ&…?)

「──もう、十年以上前になる」 年配の男は、グラスを静かに揺らす。 「ある海賊船に、ガキの見習いがいてな」 「ほう」 「何度か戦うのを見たが、ガキながらたいした手練れだった」 「ほほう」 「あれが大人になれば、厄介なことになるだろうと思うたな」 「…

ブログ引っ越し作業中

前々から予告はしていましたが、いよいよブログを引っ越そうと思います。 というか、もう新しいのを借りてデータは移しました。今度はfc2になります。 しかし、一からブログをいじるのがはじめてだったりするので、本格オープンまでにはもうしばらくかかる予…

シャン×フラの可能性について

シャンルか、ネウロ不在中の弥子たん誕生日ネタでも書こうと思ってたのですが、ちょっと疲れ気味なのでパスします。できれば3月中にリベンジ。 しかし3月には、煙誕もあるんだよなあ。スモルかスモエーかいっそエースモか。 誰得だかわからんタイトルの件を…

030 開く(フラ誕/フラロビ?)

初めてその目を見たのは、トムさんが手にした紙切れのなか。 子供らしさのかけらもない、凍りついたような無表情と、突き刺すような鋭い視線。 悪魔の子。 死神を呼び起こす者。 闇を引く女。 ……ニコ・ロビン。 なあおい、バカバーグ。 おまえ、信じられるか…

こっそり、と。

実はその、あまり大きな声では言いづらいのですが。 たとえば、私が一番好きな果物がスイカだとします。 なにしろ夏の果物ですから、果物屋さんに今行っても、普通は置いてないと思います。 そういうとき、「あああスイカ!スイカ食いたい!」とだけ思うので…

ねてようび

入稿終わって一息ついたせいか、何もやる気がしない。ひたすら眠い。メールさえ返してない…。 うー、明日からまたいろいろあるのになあ。こんなんで大丈夫か私。 ボーッとしながらなんとなく、「ディオスクロイ」の続きと、前から言ってたサンルタイムスリッ…

029 川(サンザラー×ルギャオ)

「なあ、サンザラーはなんで海に住んでんだ?」 「はあ?」 「だってカッパは普通は川に住むんだって、ゾロミルクも言ってたぞ」 「……けっ、あのホルスタイン、余計なことを」 「海水にひたったら、水分が出ちゃったりしないのか?」 「さりげなくグロいこと…

なななんとか

モチベーションアップのための連日サンル小ネタ祭りのおかげか、春用の新刊は入稿できそうです。 あとちょっとでデータできるから、そしたら発送すれば締切に間に合う……はず……。 一応概要はこんな感じ。 ・タイトル:筒井筒 ・内容:板前×親分と仲間達のゆる…

028 掟(サンル)

一度身を離すと、呆然と見開いた目と視線が合った。 「サン、ジ」 「……あァ」 「なんだ……今の?」 「──あ?」 「なんか……熱くてぶわっとして、」 「気持ち悪かった?」 「え?……なんでだ?サンジが気持ち悪いわけねェ」 可愛い睦言を紡ぐ唇に、もう一度触れ…

027 誇り(ヒナ誕/ヒナ&ベンサム)

黒檻を展開すると、男は巨体に似合わぬ優雅な動きで、わたくしの攻撃をかわす。 「観念なさい、ベンサム」 無駄と知りつつ呼びかける。 思った通り、返るのは、不敵な微笑。 「イヤよう。……ここであちしが捕まったら、仲間を助けられないでしょ?」 「犯罪者…