初めての運び屋

さて、最近、「映画好き」と呼んでいただけることがある。ありがたいが誤解である。私が好きなのは物語であって、その表現方法が小説だったりマンガだったり映画だったり稀には舞台だったりするだけだ。
だから未だに役者さんの名前もろくに覚えてないし、顔の見分けもさっぱりつかない。
特に洋画となるとなおさらである。

さてそんな私が「トランスポーター3」を観た理由は、早い話が試写会の券を職場でもらったからです(笑)
「映画好き」とゆー評判が立つと、こーゆーこともある。

試写会というのは初めてです。会場も初めて、観る映画もどうやらシリーズものなのに初めて。
何とかなるんだろうか、とおぼろげな不安を抱えつつ、珍しく定時上がりで会場へ。
不安は的中、キャラ設定はわからんわヒロインは好みじゃないっぽいわ席が悪くて字幕は読みづらいわ仕事上がりで疲れてるわで、開幕しばらくの後ちょいとうとうと。
しかし目が覚めるとまあ不思議。だいたいの設定がわかると共に、さっきまではリトルグレイのように見えていたヒロインが、見慣れたせいか可愛くなってきたのでございます。

…よーするにこれは、アクションを楽しむ映画なのだね?
話の筋としては、お約束の「姫君と騎士」ものだし、特に目新しくはないが、ヒーローが車を使って、ルパン3世も真っ青なアクロバットをやるのが楽しいんだね?

しかしヒーロー、仮にも「車から離れたら死ぬ」状態の人が、鍵もかけずに車から離れるのはどうかな!
あと謎の女と恋に落ちるのはかまわんが、「はじめてv」がやたら見晴らしいい崖の上でストリップとか、敵に彼女を引き渡す寸前に長々とキスしてんのはどうだろう。敵のみなさんが、目のやりどころに困るじゃないか。
目のやりどころと言えば、ヒロインが首筋に、なぜか漢字で「安」とゆー刺青(?)を入れてたのが謎。ヒロインの設定には関係ないから女優さん自身の趣味で入れてんのかもだが、ラブシーンで「安」がちらつくと、日本人としては集中しづらいのじゃ(笑)
多分、「エキゾチックなジャパニーズレターで、セーフって意味なのよv」とかなんだろうな、とうっかり想像。

まあやりとりは洒落てたし、楽しめる部分もいろいろあったけど、やはり私はアクションを楽しむのは趣味ではないらしいと実感しました。