諸事情は!?
真夜中に目を覚ますと、彼女は両腕でしっかりと自分を抱きしめ、うずくまるように横たわっていた。
寒いのかもしれない、と思い、毛布をもう一枚かけてあげようと思いつく。
しかし私が身動きしたとたんに、彼女ははじかれたように顔を上げた。
大きなアーモンド型の目が、同性さえどきどきさせるような視線でこちらを射る。
寒いの?毛布いる?と声をかけると、ふっと体から力が抜けたのが見て取れた。
──いいえ、寒くはないわ。……ありがとう。
唇の端がゆっくりとあがり、笑みの形を作る。だがその凍りついた目の色が、それを笑顔と感じさせない。
そこにいたのは、私だった。
「助けて」ということばを喉に凍りつかせていた、ほんの少し前までの私が、そこにいた。
ロビン、ロビン、ロビン。
私たちのために命を賭けたロビン。
あなたにもう少し、話しておけば良かった。
私のこと、ビビのこと、そしてそれから、ルフィのことを。
私たちは、あなたのためなら誰とでも戦う。
ルフィは、あなたのためなら地獄の果てまでも行く。
☆☆☆
そんなわけで、ロビンはぴばー。
一応ビビ編と対のつもりで書いてみたナミさん視点。
船長祭の企画に投稿しても許されるだろうか……?
みかんバスソルト(結局見つからない、しくしく)の件で、うかうかしてはいられないと悟ったので、さっそくアドティッシュを買ってきました。メリーのとサニーのと、両方。
……それはいいのですが、メリーの方。トップのイラストは船長に手を伸ばそうと争う双璧と脳内設定して、と。
ん?
手前側のクルーのイラストが、なんかおかしい。なんかっていうか。
サンジの左目が見える。
え?諸事情!諸事情は!?片タマは!?と動揺しつつ、さらによく見ると。
……船長の傷が、右目の下にあるんですけど!
剣豪が、左側に剣吊って右耳にピアスしてるんですけど!
もちろんチョッパーの折れた角も右。
………逆版?