冬コミ用原稿あがり…ッ!

おなかがすいた。

──ただ、それだけを思っていた。

体のあっちこっちが痒い。

暑い。

寂しい。

……いろんなことが頭に浮かぶ。

でも何より先に、おなかがすいた。

真夜中の道には、汚れて毛の抜けた犬に、ごはんをくれる人はいない。

いいにおいがして、足を止めた。

人間の目には暗い夜道でも、犬の目にははっきり見える。

いいにおいのもと、黒いスーツを着た、金髪の人間。

いいにおい、いいにおい、いいにおい。

食べ物のにおいと、それから──きっと、やさしい人のにおい。

自分をルフィと呼んでくれる、飼い主のにおいとは違うけど、でもきっと、この人は、いい人。

真昼の熱がまだ残るアスファルトに爪を立て、歩き出す。

目標、金の髪の男。

☆☆

冬コミ用原稿終了ー!

私なんぞに原稿依頼してくださった方々に、ご迷惑かけてないといいな!

…まあ内容がつたないのは、仕様だから仕方ない。

というわけで今回あげた原稿は、「みぢんこだもの」様発行の「少年わんこ」シリーズに寄稿させていただく予定です。

このシリーズについてはぜひ熱く暑苦しく語りたいので、作者の山田さんに許可をとりました。

というわけで、続きは明日の日記に(笑)!

(メモ)

拍手ありがとうございました。