078 服従(サンル/Sンジ目標)
「なあ、……どうして欲しい?」
火傷しそうに熱く、蜜のように甘い囁きがルフィの耳を打つ。
「何して欲しいか、言ってみろよ。そしたら、その通りにしてやるぜ?」
全身を覆う快感はすでに神経を冒し、思考すらままならない。
涙で霞む視界には、獣のような笑みを浮かべた、金髪のコックの姿。
「……触って欲しい?それとも、舐めて欲しい?言えよ──言わねェと、わかんねェだろ?」
きつく耳朶を噛まれて、あまりの快楽に呻く。だがサンジはまだ、攻撃の手を緩めない。
「……どうしたらお前が気持ちいいのか、おれに教えてくれよ」
舌も唇も、とうの昔に痺れきっている。明確な言葉を紡ぐのは容易ではない。
「……ジ、……」
「うん。……どうして欲しい……?」
荒い息を舌に乗せ、やっとのことで唇を通す。
「──お前の……したいようにしろ」
欲望に濡れた青い目が瞬間、見開かれて。
それから、紛れもない喜色が、その瞳を彩る。
「アイ・アイ・サー、キャプテン」
そう、……それでいい。
お前が喜ぶのを見るのが、おれは好きなんだ。
☆☆
Sンジ…か?
(メモ)
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