月曜解禁!

てなわけで、正直今回のエースの件については、ルフィを立ち直らせる方法が思いつかなかったわけですよ。ぶっちゃけ、仲間でも無理だろうとしか思えない。

エースの存在は、ルフィという存在の根源を成す大きな要素の一つだから、それを自分のせいで(と、多分考えてるだろう…)失ったという傷は、サボを助けられなかったトラウマと相俟って、ルフィの人格を崩壊させかねない。

しかし今週読む限りでは、サボは八割方生存してますねこりゃ。

しかもその場にイワさんがいたっつーことは、容姿から性別まで、どう変わっててもおかしくないと…。

ローが一番適切なポジションだけど、伏線がなさすぎだしなあ。

とまれ、サボが生存しているとすれば、今のルフィを誰より理解し、魂の痛みを共有し、無明の闇から救い出し得る唯一の存在であることに間違いない。

ルフィがナミやウソップやロビンの時に見せた、「大切なものを守れず失うこと」に対する拒否反応は、かつて「兄」を救えなかったことに起因していると思われるからだ。

そのトラウマが解消されれば、ルフィの絶望にも出口が見えるかもしれない。

しかし、ルフィが実は繊細であることは以前からひそかに描かれていたけど、ただの無敵スーパーヒーローではない、弱くて泣き虫で寂しがりやな少年の表情が本当に魅力的だと思う。

この弱さあってこそ、彼の無敵がある。泣き虫で寂しがりやだからこそ、仲間やすれ違う人々の傷を癒せる。

50巻を過ぎて、主人公の魅力がブーストする。恐ろしいマンガだ、ワンピ。

ところで仔ゾロは、無茶すんなw

そんなことやるから、方向感覚が死滅するんだろ!