…待ってる(サンル/スイーツサラダ/女体化)

「サンジ、今夜のメニューなに?」

「あ?ケーキバイキングに決まってるでしょ」

「……また?」

「文句があるなら、食べなくたっていいのよ、キャプテン?」

新しい仲間は、ケーキ屋だった(自分では、ぱてしえとかなんとか言ってる)。

まあ別に、私もケーキは嫌いじゃないんだけど。

「……サラダ、とかつかない?」

「ゼータク言わないで。船旅で、新鮮な野菜がどんだけ貴重かは分かってるでしょ?」

そう言いながら、サンジの手は生クリームを泡立てる。

……ソレも、新鮮じゃないと困るんじゃないのかな。

「ねえ、……ちょっとでいいから!」

「私がスイーツ専門だと知ってて仲間にしたのはあんたでしょ。専門外で知識のないものなんか、プロのプライドにかけてもあんた……達に食べさせるわけにはいかないのよ!」

「なら大丈夫。サンジはこんなに美味いケーキ作るんだから、サラダ作っても絶対美味しい。私が保証する!」

胸を張って言ってやると、サンジは一瞬たじろいだ顔をしてから目をそらした。心なしか、頬が赤い。

「……夕食、ちょっと遅れるわよ」

「……待ってる!サンジのサラダなら、十年だって待つ!」

「いくらなんでもそんなにはかかんないわよ!……ポテトサラダくらいしか作れないわよ、いいわね!」

もう隠しようもないほど紅潮した顔を私から背けるようにして、サンジはジャガイモを取り上げた。

☆☆

これにて一応コンプリート。一個くらいはパラレル入れたかったので、初のサラダネタ。

最初に言ってた「長めのネタ」は、ジャンプの進行次第とゆーコトで。

モリさん、素敵お題をありがとうございました。

(メモ1)

マイトレーヤ(仮名)さま

お忙しい中、長文メッセージありがとうございました!何よりの励ましです。

トラウマを刺激してしまったようで、申し訳ありません。何とか頑張っています。

あ、うちのヘタレサンジに、身に余るお言葉まで賜り、感激です!

もしできましたら、スパコミでご挨拶させてください。

(メモ2)

拍手ありがとうございました。