006 祭(レッドアロー)

「船長」

……いや、違う。もう、わしはそう呼ばれるには値しない。

「では、何と?」

そう、だな。

愚かしいほどに美しいこの島で、どうやらわしは、支配者であるらしい。

……少なくとも、表向きは。

「ならば、王とお呼びしましょうか?」

馬鹿なことを。海賊にとって、王とはただひとり。

そうさな、……ならば、貴族とでも名乗っておこうか。

間違ってはいない。わしは他者の権威によって支配する者。

せいぜい、男爵とでも名乗ろうか。

「……男爵さま」

そうだ、それでいい、ムチゴロウ。

海賊レッドアローは死んだ。お前とともに。

ここにいるのはこの島の支配者、「男爵」。

死と生と、日常と非日常のはざまに生きる者。

……ただ独り、生き続けねばならない者。

さァ、生贄に火をつけろ。

……永遠の祭りをはじめよう。

☆☆

「ストロングワールド」がワンピ映画最高傑作だということは特に疑いませんし大好きですが、全く別枠で、オマツリも最高に大好きです。

フランス料理とスナック菓子を比べても仕方がないと思う。

ところで、

・23日:早売りゲット&某さまのところでチャット開催

・24日:某さまと池袋でデート

・25日:某さまと終業時間後にお茶

なんなんだこの過密スケジュールは…!うれしいけどさ!

(メモ)

拍手ありがとうございました。