リハビリ3
メシは、悔しいけど美味かった。
「あァ……悪ィ、おまえ猫舌だっけな」
そう言って、冷ましてから口に流し込まれたスープを、最初は吐き出してやるつもりだったけど、一度舌に触れたらそんな気もなくなった。
なんて言うのか、ものすごく、おれが「好きだ」と思う味だった。
次に口に入れられたものも同じだった。夢中で食って、もっと食わせろ、と要求すると、
「ダメだ、このくらいにしとけ。糖尿病には、カロリーコントロールが重要だろ」
と、ロボットのスピーカーが言う。
「……なんでそんなこと知ってんだよ!?」
睨みつけても、監視カメラの向こうには通じない。
「おれは、おまえのことなら何でも知ってるさ、ルフィタロウ。──ずっとおまえだけを見てきたんだからな」
笑いを含む火星語。
そして、背の凍るような言葉。
「……それとも、ムギワラタロウと呼ぶべきか、なァ?」
☆☆
おかしいなあ、エロまで行く予定だったのに(笑)
まあ誘拐犯の正体はバレバレのことと思いますが、もうしばらくお付き合いください。
明日はいよいよ夏祭りです!
私は今回、例によってスラダン友達のお手伝いで入場の予定です。
今回ジャンプ主要ジャンルが西にかたまっていて、東への移動はかなりの危険(時間ロス的な意味で)を伴いそうですが、ゆうなさんは東配置か…。会いに行けるかな…。
参加される方は、どうぞ熱射病等にお気をつけて。
(メモ)
拍手ありがとうございました。