日本一の大泥棒

「GOEMON」観ました。

しょっばなに、どーみても戦国では無理だよね?な大玉花火が上がるわ、鍵すらままならない時代じゃね?なのにダイヤル式巨大金庫があるわ、挙げ句に商人の名が「紀伊國屋文左衛門」!
こりゃー「時代考証?それっておいしい?」な映画ですな、と思ったらその通りだった(笑)
淀君の普段着がドレスとか、甲冑着て深夜単騎で山中を走る信長とか、ないわー…。

しかしそれはいいとして、なんちゅーかすべて中途半端。
結局五右衛門は何がしたかったわけ?と突っ込まずにはいられない。
こうなったら五右衛門総受映画として見るべきか、とも思うが(なにしろ主要女性淀君のみ/あとは男同士でいちゃついたり助け合ったり殺し合ったりだ)、それならそれで多分本命の霧隠才蔵・二番手の猿飛左助との出会いからきっちりやるべきではないか(過去の男・信長はちゃんとやったが/笑)?
なんというか、いろいろ裏設定はありそうなのに、尺が足らなくて切ったか?みたいな。
誰かと一緒に見て、あとでツッコミまくるのが正しい鑑賞法なのだろうか…。


余談だが、世界デザインが映画版「どろろ」に似ていたせいで、奥田瑛二に吹いた。
汚い琵琶法師のオッサンが秀吉かよ!