トレジャー発掘成功

「何やってんだよお前は」

サンジが呆れた顔で言う。

「ん、変か?」

「変だ。襟も曲がってるし裾が捲れてるし、羽織の紐も結び目がおかしい」

きっぱりした声と同時に、器用な手が伸びてくる。

こういうのはどう考えてもサンジの方が得意なので、任せることにした。

「……偉いさんに年始回りすんだろ。ビシッとして行けよ」

襟元を直すサンジの息がかかるのを感じて、ちょっと首をすくめると、「こら、動くな」と怒られた。

「──よし、こんなもんだろ」

ようやく満足したサンジは、数歩離れておれを上から下まで眺める。

「三国一の男ぶりにしてやったぜ、感謝しろよ」

「うん、ありがとな。サンジにかっこよく見えるなら、そんでいいぞ」

礼を言ったらサンジの顔はみるみる赤くなり、おれは「さっさと行け!」と叩き出された。

☆☆

明日自慢する予定の、チャコさんとこの正月イラストイメージ。ちなみに一応親分設定。

ルサンっぽいような気がするのは気のせいです(きっぱり)。

三連休終了。

なんだかひたすら寝てばかりいたような気がしますがまだ眠い。

図書館や本屋にはあんまり資料が見つからなくて、原稿がまるっきり進んでませんが、一応頭の中で微妙に流れができつつあるので、なんとかなる…といいな…。

もうしばらく、ネタにピントを合わせる作業を頭の中で続けた方が良さそうだし。

本の山の掘り返しをやっていたら、うっかり「エロイカより愛をこめて」を掘り出してしまった。

わーん、エロイカ熱が復活すると時間がかかるよー!さらに「イブの息子たち」が読みたくなるよー!ヒース私を見て(山岸凉子の「牧神の午後」も掘り出した)!