江戸雑学本をめくる
(……えーと、こうかな?ごそごそ)
「ちょ、親分んんん!き、聞いてくれ!」
「なんだよサンジ、おれは忙しいんだぞ(ごそごそ)」
「い、今そこでな、若いお嬢さんが夜道を歩いててな、だから『こんな夜更けに一人歩きは危ないですよ(色男声)』って声をかけたら振り返ったんだけどな、顔に目も鼻も口もなくてな!」
「(ごそごそ)」←マイペース
「あわてて近くの夜鳴きそばに飛び込んで、店のオヤジに言ったら、『その女はこんな顔じゃなかったですか』って……おい、聞いてんのかルフィ!?」
「ん?(くるり)」
「………………」
「……っぷは。や、ウソップがよお、『親分の下唇伸ばせば、顔全部覆えるんじゃねェか?』とか言うから、試してみたら意外と難し……あれ、どした、サンジ?泡吹いてるぞ?」
―筒井筒ショートコント「狢」―
☆☆☆
ずっと以前、仕事で小泉八雲の「MUJINA」を訳したことがあったのだが、いつのまにか無断で、ロシア民話の「おかゆが無限に出てくる鍋」の話にさしかえられていた。責任者に理由を聞いたら、「怖いから」と言われた。なんでやねん。
小学校低学年用の仕事とはいえ、そんなんが理由になるかー!英語苦手だから苦労したんだぞー!
(メモ)
拍手ありがとうございました!
がんばります。