ろーでん
special present
繰り返す乾盃の果てに、音楽が始まる。
手に入れたばかりの新しい「獲物」に夢中なルフィは、ブルックの裾に猫のように纏わりついている。
フランキーが賑やかに拍子を取り、ウソップとチョッパーは新しく覚えたダンスを披露する。目を覚ましたばかりのゾロはまださすがに精彩がないが、それでも前に積み上げられた盃は、柔らかく微笑むロビンの姿を覆い隠そうとしている。
忙しく給仕に励むサンジくんを、こっそり呼び止めた。
「何ですか、ナミさんv」
にへら、と笑み崩れた顔に、小さなペンギンの騎士を重ねてみる。
影だけになってさえ、骨の随までレディ至上の、優しい料理人。
──だから。
「いいこと教えてあげるわ、サンジくん」
騎士にハンカチを投げ与える貴婦人のように、ほんのちょっとだけ。
「オーズは目覚めたとき、あなたの名前を呼んだのよ」
──恋敵に、餞を。
☆☆
とりあえず、サンジさんハピバ!
今年はあんまり盛大に祝えないかもしれないが、頑張るよ……!
……という日記を打つわがねぐらはただいま、大変ヤバいことになってます。
夕食食べてお弁当のおかず煮て上記の小ネタ書いてお皿を洗っていたら、いきなり部屋が真っ暗。
いつものようにヒューズ飛んだな、と軽い気持ちで直そうとしたところ、切れていたのは今まで切れたことのないスイッチでした…。
泊まりに来ていた母と一緒に、蝋燭と懐中電灯頼りに原因究明したところ、どうやら漏電の安全装置が働いたらしく、一部を除いて復旧には成功しましたが、その「一部」の中にテレビと冷蔵庫が入っております○| ̄|_ 食い物が腐るー!
明日には直るかなあ、しくしく。
ていうか漏電……私何か悪いことしたかなあ……確かにズボラではあるが(苦笑)