共演してみる(サンタルフィ&サンタサンジ)
第一場 妖精の国
サンタやトナカイ、トムテなどがせっせとプレゼント準備。
下手よりサンタサンジ(もちろんミニスカ)登場。
サ「はん、正統な連中はコストばっかかかってお忙しいことで」
サンジ、タバコに火をつける。
上手より、サンタルフィ、ゾロ、チョッパー登場。
ル「あれ?あいつ、髪光ってるぞ?珍しいな!」
ゾ「……おまえにはちゃんと、金色のがいるだろ、帰れば。あんなんに関わるな」
ル「あんなん?ゾロ、知り合いか?」
ゾ「知り合いじゃねェが、金髪の妖精なんざ、どうせ淫魔の類だろ。おまえが構う相手じゃねェ」
サ「……おい、そこの丸いクリスマスツリー。黙って聞いてりゃずいぶんと失礼なことを言ってくれるじゃねェか?」
サンジ、ルフィ達の方に歩み寄る。ゾロ、剣に手を置く。
ゾ「淫魔を淫魔と言ってなにが悪い?おれの主君に近づくな」
サ「てめェに命令される謂われはねェ。……主君ってこたァ、そっちのガキは」
ル「おまえ、髪キレーだな!」
サ・ゾ「!」
ル「おれの大事な奴も、おまえみたいにキラキラした黄色い髪なんだ」
サ「……せめて金髪と言えよ」
ル「おまえもサンタなのか?初めて見たぞ」
サ「あァ……おれァ、おまえらと違って大人向けのサンタなんだよ。子供じゃなく、レディ相手の仕事だ」
ル「ふーん。今日はどこ行くんだ?」
サ「ああ……今日は、三人兄弟の末っ子の……なんつったかな。サンタを信じてる子のとこで仕事だ」
ル「そっか、がんばれよ!」
ルフィ、にかりと笑う。ゾロとチョッパーを連れて下手へ退場。
サンジ、頬を赤らめ、何度かタバコをふかしてから空中に消す。
サ「ち。……男がかわいいと思うなんて、おれも焼きが回ったな」
肩をすくめ、足早に上手へ退場。
「イエス、ヴァージニア」に続く。
メリクリ&拍手サンクス。