084 隔たり(レッドアロー)
「だって、お前らなら、何があっても大丈夫だろ?」
若すぎるほどに若い、麦わら帽子を被った海賊の長は、満面の笑みを浮かべる。
「……仕方ないわねェ。さっさと済ませなさいよ」
「そこまで言うなら、付き合ってやるか」
船長の絶対の信頼を受けて、劣らず若い船員たちは、誇らしげな笑みを隠さずに、口先で憎まれ口を叩く。
……いいチームだ。
とても、とても、いいチームだ。
まるで数十年前に海を馳せた、あの海賊団のように。
あの船長も、船員たちをどれほど誇りにしていただろうか。
どれほど愛し、信じていただろうか。
……彼らの身に何かが起きるなど、考えすらしなかった。
愚かで、身の程知らずで、……幸福で、幸福で、幸福な、船長。
──教えてやろう、幸福な船長。
数十、数百、数千の孤独と絶望を。
教えてやろう。
明日を疑わなかった、あの頃の自分に。
☆☆
オマツリ男爵は、優しくて聡明で愛情深くて、陽気な海賊だったんだろうと思う。
いずれはロジャーやシキやニューゲートと並び称されたんだろうと思う。
あの嵐の夜さえなければ。
ところでその四人は、ロジャー以外女運皆無だな…。
それともやはり、豹柄ナーシーズは愛人軍団ですかオヤジ…!
(メモ1)
なぜ忘れるはずがありましょうか、sycさま!
学パラがなかなか書けずにすみません。
リンクのご報告ありがとうございます。身に余る光栄です。
ポリスーとして、携帯から見づらいサイト様のリンクはしないことにしてるので、貼り返せず申し訳ありません。
今後もどうぞお見捨てなく!
(メモ2)
Iさま、またメッセージありがとうございます。エールいいですよねエール(笑)
パスワードがそんなことになっていたとは!では近々、頑張りに伺いたいです。
今後ともよろしくお願いします。