071 渡来(スモエー)

革手袋の指先が頬を滑る感触に、薄く目を開ける。

吐息のかかる間近に見える、淡い色の瞳は、情事の熱にくすぶる様子も見せていない。

「……似てないな」

葉巻をくわえた唇の呟きに、未だ痺れた脳髄も、その真意を悟る。

「ルフィのことかい?……そりゃ、似てねェだろうな。血が繋がってる訳じゃねェ」

「兄弟だと言わなかったか?」

「兄弟さ。同じ場所で、同じ親から生まれた訳じゃねェだけだ」

「……おまえの生まれは?」

「さァな。──南の海だとは聞いてる。記憶なんか、何もねェけど」

黒い瞳が笑みを含んで、銀の髪の男を見上げる。

「そうだな、……あんたに会う運命のために、おれは東に来たのかも知れねェなァ」

──見え透いた睦言を、葉巻の味がかき消す。

夜の闇は、まだまだ深い。

☆☆

私の書くスモエーは、旧友ぴよ嬢との接触の証(笑)

昨日、日曜の戦利品を渡しがてら、築地デートしてきました。遊んでくれてありがとだ!

・避難所に、エース双子ネタ一本更新。超小ネタ。

(メモ1)

RSさま、メッセージありがとう!

サボ=ローならたぎるのは事実ですが、もう少し伏線欲しいですよね。

ご心配かけてすみません。

(メモ2)

Iさま、忘れていようはずがありましょうか。

こちらこそ覚えておいでではなかろうと、パスワード問い合わせる勇気がなくてすみません(汗)

嬉しいお言葉ありがとうございます…が、貴重なサンルスキーをエールにも嵌めてしまったとは不覚…(笑)!

今度是非、サンルエールを語らせてください!

(メモ3)

拍手ありがとうございました。