008 戦乱(ビビ)
はじめて見たときに思ったのは、なんと美しい人だろう、ということ。
憧れずにはいられない、まっすぐな黒髪。
大きなアーモンド型の目、通った鼻筋、神秘的な笑みを浮かべた唇。
容姿だけではない、その意志と知性が、彼女を幾層倍にも輝かせる。
知恵の女神もかくやの美しさ。
一瞬見とれそうになり、慌てて掌に爪を突き立てた。
騙されてはならない。
彼女がもし女神ならば、戦乱の女神だ。
私の愛する国を滅ぼす、魔女だ。
「──ミス・ウェンズデー。あなたは、生き延びる自信があって?」
落ち着いた声で問われて、応えた。
「必ず、生き延びてみせます」
たとえどんなことがあろうとも、私は生き延びねばならない。父のため、民のため、国のために。
アラバスタには、他に世継ぎはいない。
「──そう」
静かに伏せられた大きな瞳は、何を見ていたのだろう。
いつか、聞けるだろうか。
あの戦乱と知恵の女神、わが国に災いをもたらした魔女、ミス・オールサンデー──そして今は、ルフィさんの、私の、仲間であるニコ・ロビンに。
☆☆
楼村のあまりの陰謀にうっかり忘れてたよごめんビビ。
ハッピーバースデー!
一緒に行くだけが仲間の形じゃないよね。
そんなわけで今年の通しテーマはロビンにしようかな、と。
(メモ1)
ソーセージおいしかったです(笑)
このサイトの設立理念は、「サンル山を賑わす枯れ木になること」なので、素敵作家様のお宝コレクション公開は重要な事業です(笑)
メッセージありがとうございました!
(メモ2)
無事についたようで何よりです。
甘いのはそんな多くない気もしますが、楽しんでいただければ幸いですv
(メモ3)
ソーセージはサクッと食いちぎらず、じっくり味わうとよいかと思いますSMZさん(笑)
(メモ4)
拍手ありがとうございました。