リップ・ヴァン・ウィンクル

「おうブルック、ルフィが捜してたぜ」

「おや、ウソップさん」

「図書室とは思わなかったぜ。……何読んでんだ?」

図書室の棚を見上げる。

医学書。レシピ集。考古学専門書。

それから──

『海賊王の軌跡』

『大海賊時代序説』

『世界政府加盟国総覧』

……世界は、私が霧の中にいる間に、あまりに変貌してしまったようだ。

「現在の世界を、少しは知っておかないといけませんからね。私が知っているのは、50年前のことだけですから」

「へー……そっか、50年経てば、常識とかも違うだろうしな」

「ええ、私たちは『ワンピース』なんて知りませんでしたからね」

グランドラインを目指す、それはただ『挑戦』にすぎなかった。

海に生きる男としての己を試すためだけに、海賊たちはリヴァース・マウンテンを越えた。

「よし、おれでよきゃ、わかんねェとこ教えてやるよ!」

「本当ですか?助かります、ウソップさん。……じゃあまず、『海賊王』というのが何なのか教えていただけますか?」

海賊とは誰にも縛られず、誰にも支配されないもの。

いずこにのたれ死ぬも自由な存在。

……『王』を戴くなど、想像すらできない。

「ああ、海賊王な。……それは、いずれルフィがなるもんさ」

なるほど。

それなら、理解できなくもない。

☆☆☆

キャプテーン・ウソップ、誕生日おめでとう!

あと桜木花道、面堂終太郎、パタリロ8世殿下、貴鬼、……私の守備範囲ではそのくらいか。みんなまとめておめでとう。

ネット上ではエープリルフールが賑わっておりますね。

個人的には、某さまのサンル・エール本「4月の魚」がものすごく読みたいです。

そして「そういえば、オフするならそろそろマジに準備しなきゃなー」と今さら思ってみたり。

本日のミステリー。

会社で少々席を外した隙に、私の席に地域限定チョッパーマン(明石の蛸)を置いてったのは誰でしょうか……(滝汗)。

趣味がバレバレなのはいいとして(よくねェ)、最近明石に行った人なんかいないのに…?

……えーと、貰っていいんだよねコレ。

ありがとうございます、誰か…!でも名乗って!怖いから!

(メモ1)

SKMさん、わざわざありがとうございます!お言葉に甘えまくりです。昨日書き忘れたのですが、小ネタ、よろしかったら捧げさせてください…!

(メモ2)

拍手ありがとうございました!