ずるいぞおまえ

サンジはときどき、どこか遠くを見るような目でおれを見る。

メシを食わせてくれるときだったり、仲間と騒いでいるときだったり、あるいは一緒のベッドの中だったり。

もうずっと昔に手放した、二度と取戻せないものを懐かしく見つめるように、サンジはおれを見る。

……おれは、その目がキライだ。

夜半に目を覚ますと、上半身裸のままのサンジがおれを見下ろしていた。

懐かしむような、諦めたような、遠い目線。

「……サンジ」

呼ぶと、気づいた金の頭が下りてくる。

その首に腕を絡めて、思い切り引き寄せた。

おれはここにいる。

おまえもここにいる。

……おまえだけ逃げだそうなんて、ズルいことは許さねェぞ。

☆☆☆

本日は、サン誕といえばこの方、「スケルトン」モリさまのテキストを飾らせていただきました!

モリさまのサンル作品がどんだけ萌えるかとか、どんだけ艶っぽいかとか、もう今さら言うまでもありませんが。

つねにかっこよいサンジさん、小悪魔のような大悪魔のような船長。もう理想のサンルと言っても過言ではございません。

モリさま、ありがとうございました。上記の拙文を、作品への恋文と受け取っていただければ幸いです。

ところで、昨日のチャコさまの作品ですが、一部環境で表示に不具合がありましたので、本日訂正いたしました。

チャコさま、申し訳ありませんでした!

さて、今後のサン誕祭りですがー。

実はいただいてくるつもりだった某様の作品が、よく見たらフリーじゃなかったりなんだりして、ネタがきれました。てへ(おい)。

というわけで、「二周目」に行かせていただきたいと存じます!

「ビンクスの酒」いまだ入手ならず。しゃぎゃー!

「公私」は大変なりにちょっと落ち着いたかなーと思ったところに、会社のプリンターが壊れやがりました。うぎゃー!

(メモ1)

CKさん!わざわざメッセージありがとうです!いや、私ならデフォルメに目を付けるに決まってるじゃないですか(笑)

私もエール書くときは、「たとえ誰が喜ばなくてもCKさんだけは喜んでくれる!…たぶん」と自分に言い聞かせております。

で、え、二枚目いいですか!?これから許可を得に行こうと思ってたのに!

じゃ、じゃあ、「好きにしてサンジ」を……!(チビナスは?)

(メモ2)

拍手ありがとうございました。サンルサイコー!