プロローグ
「おい、エース!」
扉をぶち破って現れた闖入者に、妖精の王子はちらりと目を向けた。そのまま何も言わずに、また手元の書類に目を落とす。
「無視すんなコラ!」
「……なんだ、アポもとらずに、ひとの部屋をぶち壊して入ってくるような男が、おれの弟のパートナーなわけはないから、てっきり幻かと思ったんだが」
「……あんたのイヤミは聞き飽きた。いいか、今日こそおれは、」
「──ルフィのところへ行くんだな。ま、覚悟して行けよ」
「お……う?」
想定外の答えを受けて、緑の髪の妖精の凶悪な表情が、一瞬豆鉄砲を食らったようになるのを見ながら、エースは手の中の書類を机上に置いた。
一番上の書類に貼付された、妖精好みの金色の髪をした男の写真にもう一度視線を落とす。
「……ルフィが選んだ人間なら、一筋縄じゃいかねェだろうさ──〈従者〉ゾロといえどもな」
☆☆☆
ティム・バートンの「ナイトメア・ビフォア・クリスマス(3D版)」を観てきたせいで、うっかりサンタルフィシリーズの続きが書きたくなってしまった…!
あ、感想は例によって後ほど避難所に。
うう、これは恋愛的なゾロル混じる(お頭設定)からしばらく手をつけないつもりだったんだが。
てゆーかアンソロ脱稿のお知らせを某所で見て、遊んでる場合じゃねーと思ったばかりなのにー!
でも明日もスラダンオンリー行ってきますv(←おい!)